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過敏性腸症候群ガス型
先日、所属する鍼灸の団体の講義で、「過敏性腸症候群ガス型」についての講義がありました。
過敏性腸症候群とは??
以下、「おなかの健康ドットコム」様のページを引用させていただきました。
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/large-intestine/large-intestine_06.html
”過敏性腸症候群(IBS)とは、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す病気です。腸管の運動が異常に亢進し、刺激への反応が過敏になることで引き起こされると考えられています。
主な原因は、ストレス、不安、抑うつ、恐怖などの心理的要因や自律神経の失調とされています。社会の複雑化やストレスの増加に伴い、症状に悩む人が増えている病気で、次の4つのタイプに分類されます。
1.下痢型
急に便意をもよおす。激しい下痢症状。1日に何度もトイレに行く。水のような便、粘液のある便。
2.便秘型
腹痛・腹部膨満感。繰り返す便秘。便が出にくい。水分のないコロコロとした便。
3.混合型
便秘と下痢を繰り返す。ストレスを感じるとおなかの状態が不安定になる。
4.分類不能型
上記3つに分類されない症状。おならが頻繁にでる、膨満感がある場合は「ガス型」と呼ばれる。”
今回の講義では4の分類不能型について勉強してきました。
東洋医学ではガスは「失気」や「矢気」と表現され、気の滞りや飲食の停滞で起こる、またストレスで胃や腸の働きを失調させ起こると考えられています。
今回の症例ではストレスで高ぶっていた肝という臓腑の気を抑え、気の滞りを改善させ、弱っていた胃腸の気を補い、症状を緩解させた例でした。
私も環境が変わったり、精神的なプレッシャーで過敏性腸症候群の症状が出ていたのでこの症状の辛さは私自身も経験しています。
こういったとても苦しく相談しにくい症状、今回の過敏性腸症候群だけでなく、
精神的なプレッシャーなどで起こる辛い症状を抱えている方を治すために
勉強を続けていきたいと思う、印象に残った講義でした。