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打鍼術(だしんじゅつ)
先日、大阪で所属する鍼灸団体の勉強会がありました。
勉強会の実技時間ではペアになった方に問診し、脈の状態をみたり舌の色や体の色、全身のツボをみて治療方針を立てる練習をし、
実際に打鍼(お腹に行う術で、太くて先が丸い鍼を木槌で叩く鍼術)を行い講師の先生に指導していただきました。
今回は以前に働かせていただいていた鍼灸院の院長に指導していだたき、なんだか懐かしく、また先生へ尊敬の念も感じました。
↑木槌と鍼
先が丸い鍼をコンコン木槌で叩く鍼術なんて効果あるの?と思われるかもしれません。
私も学生時代は半信半疑でした。
これはお腹を全身の縮図と捉え、お腹の緊張=邪気・気血の鬱滞と考え、気の偏在を調節します。
胸やお腹が苦しかったのがスッと楽になったり、肩こりが楽になったり、便秘が解消されたり等、鍼を刺さなくてもいろんな変化がでます。
来てくださっている患者さん、これから出会う患者さん、みんなを元気にできるように日々勉強したいなと、勉強会を通してまたやる気が出てきました^^
新しい鍼も購入しました!大切に使っていこうと思います。
はじめまして
はじめまして
初めてのことでドキドキしますが、ブログを書いてみようと思います。
まずは鍼灸文星堂のホームページをご覧いただきありがとうございます。
ホームページでは初診3時間もかかる上に刺す鍼は1本だけ。
東洋医学がなんたらと書かれていてなんか変わってるな、難しそうだな・・・とか思われているかもしれません。
簡単に言うと?東洋医学独特な理論や診断方法を基に、その人全体をみて歪んだバランスを整えよう!
その人を知るために長い問診があり、効きそうなツボをいっぱい選んで刺すのではなく的を絞って治療しよう!
ということかなと思います。(簡単な説明になっているでしょうか。。)
インスタには少し書きましたが、初回のブログは鍼灸文星堂の目標・理念を書いてみようと思います。
以前働いていた鍼灸院で問診をとらせていただいていましたが、主訴とされる病が出る前に環境の変化があったり、
ストレスがかかる状況下にいたり、とても忙しかったりと何かしらのきっかけがあることに気付きました。
そしてそれまでにも生まれ育った環境やこれまでの経験たち、良かったことも辛かったことも、
さまざまな経験を経てその人を作っているんだなと感じ、問診を通してその人の心の声・叫びが聞こえてくるような気がしてきました。
お体をみせていただくと、その声が体全体にあらゆる形で、ツボにも反応がでていました。
その人の心の中にある気持ち、これまでの苦労や辛かったことも包み込み、報われ、その人らしく明るく元気になれれば、
その人の家族や友人、同僚や周りの人が喜ぶ。仕事などでいいパフォーマンスができるとお客さんも喜ぶ。
人ひとりだけでなくその人の背景には何人もいるんだという意識をもって鍼灸を行っていく。
ということが私の目標になりました。
私も過去に体の不調が出た時には環境の変化やストレスがあり、自分でも心の声に気付けないでいました。
これらはみなさんに対する目標でありますが、過去の自分自身へのメッセージでもあります。
ここでお会いするみなさんが、もっと元気になられますように。
また私自身も明るく元気な存在でいられるように頑張ってまいります。
これから鍼灸文星堂をよろしくお願いいたします。