雑記・症例解説
梅核気(ばいかくき・喉の閉塞感)
今年もあと僅かとなりました。12月は忙しくされているが多いのではないかと思います。
わたしは先日、所属団体の勉強会に参加するため東京へ行ってきました。
病因病理(病の原因、メカニズム)の歴史、論理的思考についての講義を聞き、会の代表が患者役の方に問診し、実際に治療するという一連の流れを見せていただきました。
鍼の刺し方など技術面も大切ですが、この治療方針を固め、鍼一本に絞り込むことが本当に難しく、私自身もっと励まないといけないなと思う分野です。
ところでここ最近は「喉になにか詰まっているような閉塞感」を訴えられる方が続けてお二人来院されました。
実際に喉に詰まっていないのに異物で閉塞感されている感覚があり、咳払いしても飲み下そうとしても改善しないけれど嚥下には問題ないという症状。
こういった症状を梅核気(ばいかくき)といいます。梅の種が詰まったような症状です。
なので梅核気について少し書いてみようと思います。
東洋医学の考えで梅核気はこのように分類されます
1. ストレスや疲れ・環境の変化などで肝の臓の働きが失調し、気の昇降が停滞して起こる
2. 脾の臓の働きが失調して痰湿(余分な水分・痰・湿気など)が生じて痰が停滞し、気が滞って起こる
3. 肺の臓の熱が続き陰液(水・冷ます・潤すもの)が消耗して咽喉が潤わされないために起こる
問診や体表観察(お体やツボの状態のチェック)でお二人とも1に該当していると考え、お一人は頭に、もうお一人は足に鍼をし、この症状は消失しました。
その他にも呼吸が浅く吸えない、逆上せ、動悸、胃の不調、お腹の張りなど、それぞれ症状もありましたが同時に消失、または軽減されました。
忙しい年末年始、元気に過ごしていただきたいです。
勉強会の帰り、東京駅近くの丸ビルの富澤商店さん(製菓製パン材料専門店)に行ってきました。
去年習った米粉シュトレンと米粉バニラキプフェル(三日月の形をしたクッキー)を先日やっと作れました。
クリスマスに間に合ってよかったです・・・
素敵なクリスマス、年末をお過ごしください^^


